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営業職の面接マニュアルこれで志望動機や逆質問の対策もバッチリ!

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営業職の面接マニュアルこれで志望動機や逆質問の対策もバッチリ!

転職活動で1番重要だといっても過言ではない面接!それと同時に皆さんが1番心配・不安なのもこの面接ですよね。

「緊張していつもの自分が出せない」「焦ってパニックになってしまう」このようなことにならないために、この記事では『面接前日までの準備』から『面接でのマナー』『面接本番での受け答え』までを徹底解説!

何度やっても慣れない面接の不安を払拭します。ぜひ最後までご覧ください。

面接前日までの準備

面接前日までの準備について

面接日が決まったら面接の準備をしましょう。あなたは『場所・行き方の確認』『服装』『持ち物』など事前に準備していますか?

これらをきちんと前日までに準備しておくことで、面接当日の余裕が違います。当日バタバタと準備して焦って面接に望むのはご法度!

そうならない為にも、まずは、面接前日までの基本的な準備について解説します。

面接会場の場所や行き方を確認しておこう

『場所・行き方の確認』についての3つのポイントはこちら。

  • 場所の確認
  • 家からのルートを確認
  • 何分前に到着するのがベストか

それぞれ詳しくご紹介します。

場所の確認

まずは面接会場を確認しておきましょう。初めて行く場所では「きちんと時間通りに面接会場に着くことができるか」「迷ったりしないか」とドキドキソワソワしてしまうもの。

そのような心配の種は、前日までに無くしておくべし!

忘れがちなチェックポイント

  • 車で行く場合、駐車場が近くにあるか確認

家からのルートの確認

通るルートによって所要時間が変わります。また面接の時間帯によって、道の混雑具合などで、スムーズに行くことができるルートが違うかもしれません。場所の確認だけでなく、ルートの確認もしておきましょう。

忘れがちなチェックポイント

  • 駅、バス停からのルートや時間がどれくらいかかるのか確認

何分前に到着するのがベストか

当日は、何かと小さなトラブルがあるかもしれないので、余裕を持って早めに家を出ましょう。

よく「何分前に到着するように行けばいいのかわからない」という求職者さんの声を聞きます。あまり早すぎるのは企業側の準備が整っていない場合もあるので、5分〜10分前くらいに到着するように行くのがベスト!

それよりも早く到着する場合は、近くの待機できるような所でリラックスしたり、面接のシュミレーションをする時間として活用するといいですよ。

忘れがちなチェックポイント

  • 電車、バスを使う場合は、時刻表を確認し余裕を持って到着できるか確認

服装のマナーを守って好印象をゲットしよう

第一印象を決める大きな要素となる服装について、なんとなく「スーツで行けばいいでしょ」くらいに思っていませんか。

特に営業職はお客様と直に話す職種のため、良い印象を持てるかどうかというのは面接でも重要視されます。まず服装選びの大事なポイントはこの3つです。

①清潔感がある服装

ジャケット、シャツ、ズボンをアイロンがけをしておくこと。カビ・タバコなどの臭い対策も忘れずに!

②サイズがぴったりなのもを選ぶ

大きすぎたり、小さすぎたりすると頼りない印象になってしまいます。また、サイズが合っている服は長時間着用しても疲れないというメリットも!

③全身のバランスが取れているものを選ぶ

ネクタイやベルトが派手過ぎたり、カジュアルすぎると不恰好に見えて今います。全身でバランスが取れたシンプルで落ち着いた色合いなものを選びましょう!

この3点を踏まえて具体的にどんなアイテムを選べば良いか男女別にご紹介!

【男性の場合】

・スーツ

色は無地のネイビーか濃いグレー。黒は威圧感があると言われているので営業職では避けた方が無難。シングルのスーツであれば2つボタン3つボタンはどちらでも良い。リクルートスーツは『新卒』のイメージが強いため、転職者は選んではいけません。

・シャツ

白の無地のワイシャツが基本。ボタンダウンシャツはカジュアルなものなので面接ではアウト!

・ネクタイ

スーツの色に合わせた落ち着いた色を選ぶ。ピンクなど派手な色はNG!柄は無地や小紋、ストライプなどが無難です。

・靴・靴下

黒や茶色の紐靴のビジネスシューズを選びます。踵がすり減っていると清潔感がなく見えてしまうので要チェック!

 靴下はスーツに合わせた黒か紺のものを。スニーカーソックスタイプはだめ!

・バッグ

 A4サイズの書類が入るビジネスバッグを選びます。床に置いたときに自立するタイプがベスト!

【女性の場合】

・スーツ

スカートスーツ、パンツスーツどちらでもOK!スカートスーツはフレッシュで女性らしく、柔らかい印象。パンツスーツはアクティブで積極的、かっこ良い印象を与えます。スカートの場合はスカートの丈の長さに注意!座った時に膝上5cmになる長さがベストです。

色は男性同様無地のネイビー、濃いグレーが無難。ストライプなど派手すぎない柄が入っていても大丈夫です。

・シャツ・インナー

 無地の白シャツが定番。30代〜40代の場合スーツに白シャツを合わせると若すぎる印象になる場合もあるので、白のカットソーやブラウスでもOK!シンプルで派手過ぎないものを選びましょう。

・靴・ストッキング

 靴は黒のパンプスがベスト!ヒールは3cm〜5cmのものを選びましょう。

 ストッキングは肌色に合わせたベージュのもの。伝線してもいいように予備も持っておきましょう。

・バッグ

 黒や茶色の落ち着いた色のA4サイズの書類が入るものを選びましょう。大きなロゴなどが入っているブランドバッグはNG!床に置くことも考えて自立するバッグがベスト!

必ず持っていって欲しい持ち物6選!

面接に必ず持っていって欲しい持ち物は以下の6点です。必ず前日までに準備して当日焦らないようにしましょう。

①A4サイズの書類が入るバッグ・クリアファイル

面接時に会社案内などの資料をもらう場合があるので、それらを入れることができるクリアファイルや鞄を用意しましょう

②履歴書・職務経歴書などの提出書類とそのコピー

提出書類はもちろんですが、面接ではこの提出書類をもとに質問されるので事前に確認ができるようコピーも持っておきます。

③求人情報のコピー

求人情報に企業が求める人材がどのようなものか書いてあるので、こちらも事前にチェックできるようにコピーを持っておきましょう。

④筆記用具

アンケートの記入やメモができるように必ず持っていきます。

⑤腕時計

面接会場内ではスマートフォンを触らないのがマナーです。時間の確認は腕時計で!また年代によっては「腕時計が社会人のマナー」と捉えられている場合もあります。

⑥ハンカチ・ティッシュ

身だしなみの基本です。また汗を拭いたり、雨を拭いたり身なりを整える時に必須!

面接当日のマナー編

面接当日のマナー編

面接では面接本番の受け答えだけでなく、受付や待機中も見られています。

いくら話や受け答えができても、普段の様子が見えるところでの応対や態度で『落ちる』なんてことも!ここでは『建物に入るときから退室まで』のマナーをご紹介します。

建物に入る前に身なりを整えよう

建物に入るときから面接は始まっている!建物に入る前に守ってほしいマナーはこちらです。

・身なりを整える

 冬場であれば、コート類は建物に入る前に脱ぎます。マフラーや手袋もここで脱ぎましょう。夏場、移動中にスーツのジャケットを脱いでいた場合は、汗を拭き、建物に入る前に着用してください。

髪型や服装の乱れなどもチェック!清潔感を意識しましょう。そして携帯電話・スマートフォンの電源オフも忘れずに!

気を抜いてはいけない!受付・控え室でのマナー

受付から控え室での応対は意外と見られています。受付時や控え室で待機している時のマナーはこちらです。

・受付

 受付では、はっきりした声で『本日〇時に面接のお約束をさせていただいております、〇〇と申します。人事ご担当の〇〇様にお取り次ぎをお願いいたします』と用件を伝えます。

・控え室

 企業によって控え室に通され、待機する場合があります。待つ姿勢も見られていると思って行動しましょう。キョロキョロせず静かに待ちます。

携帯電話をいじったり、音楽を聴くのはNG!また足を組んだり、自宅にいる時のようなリラックスした格好もいけません。このような普段している格好は癖で出てしまいがちなので気をつけましょう。

建物の外に出るまでが面接!入室・退室時のマナー

いざ面接本番!入室・退室時のマナーはこちらです。

・入室の流れ

 ①名前を呼ばれたら「はい」と返事をして入室

 ②ノックはゆっくりと3回し、「どうぞ」と言われてから入室

 ③ドアを閉めて、まずは面接官に一礼

 ④椅子の横で「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。●●と申します。よろしくお願いいたします」

 ⑤「どうぞ」と言われてから着席、カバンは椅子の横に置く。コートがある時はカバンの上に置く

・退室の流れ

 ①面接終了の合図があったら自分から進んで「ありがとうございました」と挨拶する

 ②静かに席を立ち一礼

 ③ドアのところで、もう一度面接官に向かって一礼

 ④「失礼いたします」と退室前に一言いって退室

 ⑤建物の外に出るまで気を抜かない。携帯電話の電源は建物の外に出てから入れましょう

 

面接本番編(受け答え方、よくある質問、逆質問など)

面接本番編(受け答え方、よくある質問、逆質問など)

ここまで、『面接の準備』や『マナー』について解説してきましたが、なんといっても面接本番が1番大切!

ここでは『面接全体で注意したい受け答え方のポイント』『よくある質問に対する返答のポイント』『逆質問』について解説します。

面接全体で注意したい受け答え方のポイントまとめ

面接がなぜ行われるのか考えてみましょう。それは簡単に言えば『企業があなたを雇ってメリットがあるかどうか』『長期的に働けるかどうか』を見るためです。

営業職なら『売り上げを上げられるスキル(コミュニケーション能力・目標を達成しようとする力など)がある』が企業のメリット

面接では全ての受け答えが自己アピールになります。まずは面接全体を通して注意したいポイントをみていきましょう。

・声のトーンをあげて気持ちゆっくりと話す

人間は緊張すると早口になってしまうもの。明るくハキハキと話す話し方は営業として好印象です。

・面接官の目を見てにこやか話す

話すときに目線を合わさないと「自信・誠実さがない」と思われます。また自信・誠実さは営業にとって、とても重要です。

・ありのままの自分を見せる

いくら「面接で受かりたい!」と言う気持ちが強いからといって、必要以上に自分をよく見せようと『話を盛る』なんてことはしてはいけません。面接官から見ても『ありのままのあなたが見たい』と思っています。

・話すときは『結論→理由・エピソード→結論』の順番で

営業にとって話の組み立て方が上手い!と言うのは大きな武器になります。この順番で話すことを意識すると、面接官に自分の意図が伝わりやすい話し方になります。

よくある質問に対するポイントまとめ

営業職の面接でよくある質問に対するポイントをまとめました。ぜひ参考にしてください。

①自己紹介をお願いします。

→名前とあいさつに続いてこれまでのキャリアにおけるアピールポイントを伝え、最後に締めのコメントを置くとすっきりとまとまります。アピールポイントは、前職の実績や営業成績など業務内容に沿ったものを選ぶと良いです。

例 「〇〇と申します。本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。私は株式会社〇〇にて、営業職を4年経験してまいりました。

直近3年間は、新規顧客の開拓に注力し、昨期には売上目標を151%達成しました。この経験をぜひ御社でも活かしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします」

②当社に入社したい志望動機を教えてください。

→履歴書・職務経歴書の内容からずれないようにする。ただし丸暗記はNG

『こういうことをしてきたので、ここの点で御社に貢献できると思ったからです』など企業に貢献できるポイントを伝えましょう。

③転職理由・退職理由を教えてください。

→ネガティブな理由をポジティブな理由に言い換える

例 『実績を出しているが、年功序列で会社から評価されない』→『実績を正当に評価される環境で、より成長できるようチャレンジしたい』

なぜそう思ったのか具体的なエピソードを加えながら話すとより良い

④あなたの強みを教えてください

→『何が強みなのか』『その強みの根拠になる具体的なエピソード』『その強みを入社後どう活かすか』のポイントを抑える

例 「提案力が私の強みです。現職ではお客様からの聞き取りに重きを置いて、本当に必要とされているものを提案し、前年比200%の売り上げを実現しました。御社でもお客様の求める提案を行うことで、売り上げ増大に貢献できると考えております」

逆質問は絶好の自己アピールのチャンス!

『逆質問』と言う言葉を聞いたことありますか。「何か質問はありませんか?」に対する返答が『逆質問』です。実は、この逆質問は絶好の自己アピールのチャンス!逆質問のコツを掴んであなたのやる気をアピールしましょう。

まずはやってはいけないポイントはこちらです。

「特にありません」

→興味・関心がないと思われます

面接中に説明されたことの再質問

→「聞いていなかったにか?」と思われてしまいます

HPに載っているような簡単に調べればわかるような質問

→「うちの会社調べてないんだな」と思われます

待遇や条件ばかりの質問

→「待遇が合わなかったらすぐに辞める」と思われてしまいます

ここからは、好印象な質問例をまとめました。

御社では〇〇業界への新規参入を検討しているとのことですが、他社との差別化はどのようにお考えですか?

→企業研究をアピールできます

転職者が業務で実績を残すまでの期間はどの程度の方が多いでしょうか?

→入社への意欲をアピールできます

私は誰とでも親しくなることができる性格ですが、社内の雰囲気を教えてください

→自分の長所をアピールできます。長所や資格、スキルなどの逆質問はやりすぎると自慢のように思われるのでさりげなく言うのがポイントです。

まとめ

面接について準備などの基本的なところから解説しました。面接は決して怖いものではありません。企業もあなた自身の人となりが見たいものです。

緊張はどうしてもしてしまうものですが、この記事のように、準備をきちんとしておけば大丈夫!

面接で聞かれることはある程度決まっているので、存分にあなた自身をアピールする返答をシュミレーションしておきましょう。