【営業職】履歴書の書き方まとめ!営業未経験でも魅力的な自己PRが書けるポイントもご紹介
履歴書は自己アピールの第一歩!採用担当者が1番最初に目にするのは『履歴書』です。いくら職務経歴書や面接に力を入れていても、履歴書の印象で「先に進めなかった!」というのは大いにあります。
履歴書の印象が悪ければ、いくら職務経歴書を作り込んだとしても、書類審査に落ちてしまう可能性があります。そうは言っても、「履歴書ってどう書いたらいいかわからないんだよなあ」と感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、採用担当者の目に留まる履歴書の書き方を『事前準備』から特に大事な『職歴・志望動機・自己PRの書き方』『履歴書を書く時の注意点』までご紹介します。
最後まで読めば、きっとあなただけの魅力的な履歴書が書けるはずです。
【営業職向け】履歴書を書く前の準備
いきなり履歴書を書こうとしても「高校卒業したのは何年だっけ?」「あ!写真がない!」だったり意外と準備していないとできないものです。
また、採用担当者の目に留まる履歴書にするためには、自分自身のアピールポイントは何なのかを把握することが必要不可欠。
ここでは履歴書を書く前の準備について『履歴書の選び方』『写真の撮り方』『自己分析』について解説します。
JIS規格の履歴書を用意しよう
まずは『JIS規格』で『A4サイズ』の履歴書を用意しましょう。みなさんは『JIS規格』をご存知ですか?これは、日本の標準的な様式の履歴書になります。
このJIS規格に類似した履歴書もたくさん売られていますが、企業の中には『JIS規格の履歴書』を指定している場合もあります。企業独自のフォーマットを使用する指定などがない限り、この『JIS規格の履歴書』を使用するといいでしょう。
また、サイズにはA4・B5の2つが売られていますが、B5だと書くスペースが小さく、企業でも推奨されていません。なので、企業から指定されていない場合はA4サイズがおすすめ!
Point
- JIS規格の履歴書を使う
- サイズ指定がない場合はA4サイズを選ぶ
印象で全てが決まる!?写真の撮り方
写真の撮り方で気をつけておきたいのは、こちら。
- サイズは横3cm×縦4cm
- 3ヶ月以内に撮影したもの
- 写真の裏に名前を書いてのりづけ
- 背景色は白、青、グレー
- ジャケット・シャツを着用する(男性の場合ネクタイも必須)
- 前髪は目にかからないようにする
- 過度な化粧・髪型にしない
- 歯が見えない程度に口角を上げる
- 帽子やサングラスは外す
- 撮影は正面のアングルから
- 一度貼ったものを再利用しない
「写真なんてちゃんと顔が分かればOK!」なんて思っていませんか?
採用担当者からすると、写真はその人の雰囲気を知るための大きな手がかりになります。では写真から採用担当者は何をみているのでしょうか。
それは『ルールに従って行動できるかどうか』『どのような仕事ぶりをしてくれそうか』という2点です。
例えば、写真のサイズが違ったり、普段着で撮っていたりすると『規定を守らず、常識と熱意に欠ける』と思われてしまうでしょう。
反対に、きちんとした写真を撮っていれば『提出書類をきちんと準備している=丁寧な仕事をしてくれそう』と言う印象を与えることができます。
いざ「ちゃんとした写真を撮るぞ!」と思った時に、写真館で撮った方がいいのか、スピード写真機でもいいのか気になりますよね。結論から言えば、余裕があるのなら写真館で撮るのがオススメ!写真館で撮ると『仕上がりがキレイ』『表情や姿勢などプロにアドバイスしてもらえる』と言うメリットがあります。
時間とお金はかかりますが、印象の良い写真と撮るなら断然、写真館です。やむを得ず、スピード写真機で撮る場合は上に挙げた注意点を守って撮りましょう。
point
- 写真でどんな人物かどんな仕事をしてくれそうか見られている
- 規定やマナーを守る
- できれば写真館で印象の良い写真を撮る
経歴や資格を洗い出して自己分析をしておこう
経歴や資格などを正確に把握しておくことや自己分析も大切な準備です。確認して欲しい項目はこちら。
- 入学、卒業年度
- 就職退職日
- 今まで成し遂げてきたこと
- 今までの仕事での成果
- 自分の長所、短所
この自己分析は企業選びだけではなく、履歴書の志望動機や自己PRにもつながります。自己分析がしっかりできていると、履歴書の精度が爆あがりです!
Point
- 自分の経歴を正しく把握する
- 自己分析で自分自身を把握する
【営業職向け】履歴書の書き方
さぁいよいよ履歴書を書いていきましょう!履歴書には沢山の項目がありますよね。
採用担当者に「履歴書の中でどの項目を重要視しているか」というアンケートを取ると、どの項目が上位に来るかご存知ですか?
実は、1位『職歴』2位『志望動機』3位『自己PR』という結果になります。ここではこの上位3つの項目の書き方についてご説明します。
どのような人生を歩んできたのかご紹介!学歴・職歴欄
学歴・職歴欄は「どのような教育を受けてきたか」「どのような仕事をしてきたか」を伝えるためのものです。入学・卒業、入社・退職の年月はもちろん、雇用形態も正確に記入しましょう。
職歴では営業としてアピールできる職務内容があれば強調します。具体的なポイントは以下の通りです。
①和暦か西暦か統一して書く
②高等学校入学から書くのが一般的
③学校名・学部・学科名は省略しない
④短期間しか勤務していない場合でも職歴は全て正確に書く
⑤会社名を正確に書く『(株)』とせず『株式会社』と書く
⑥会社名だけではなく所属部署、雇用形態を書く
⑦部署移動や昇格があった場合も明記する
⑧『新規開拓営業に従事』など応募企業に関する職務があれば強調して記入する
⑨退職の理由は『一身上の都合により退職』とする(『会社都合』『出産のため退職』は書いても良い)
自分だけの志望動機で他の応募者と差をつけよう
『志望動機』と書いてありますが、そもそも『何の』志望動機なのでしょうか。
「この会社に入りたい!」と言う『企業の志望動機』?それとも「営業がしたい!」と言う『職種の志望動機』?
この2つが考えられますが、採用担当者が知りたいのは『どうして数ある企業の中で、ウチに応募してきたのか』と言うことです。
その点を踏まえて、まず志望動機を書く際のポイントをお伝えします。
①その企業に応募した理由と自分の転職理由を結びつける
②実体験をベースに、活かせる実績やスキルを書く
③入社したらどう貢献できるのか、どうしたいのかの意欲を書く
この3つを押さえた志望動機を書きましょう。ここで『未経験から営業職への志望動機』の例をご紹介します。
【未経験(外食サービス)から営業職(保健営業)への志望動機】
前職では、外食サービスの店長として、お客様の求めるサービスを先回りして提供することや、スピーディな対応の大切さを学んできました。お客様の喜ぶ姿を見れることにやりがいを感じていましたが、お客様の人生により深く関われる仕事に就きたいと考え転職を決意いたしました。
保険は、その人の人生に丸ごと関われる商品であり、お客様に寄り添うことを大切にする貴社の方針に深く共感しています。接客を通じて身につけたお客様へのホスピタリティを活かし貢献したいと思い、貴社を希望しました。
このように『自分だけの志望動機』になるようにすることが、採用担当者に『おっ!?」と思わせるコツです!
自己PRは『この会社でどのように貢献できるか』をアピールしよう
自己PRは『自分がこの会社でどのように貢献できるのか』にフォーカスして書いていきましょう。
大事なのは、営業職で求められる『コミュニケーション能力』『結果を出す力』『課題を見つける力』などが、いかに自分にあるのかを具体的に書くことです。
そうすることで、まわりとグッと差がつく自己PRになります。押さえて欲しいポイントは以下の2つです。
①『数字』や『実績』をきちんと書く
「前職で売上目標を達成しました」よりも「前職で14ヶ月連続で売上目標を達成しました」の方が一目で成果が分かりますよね。このように数字は自分の成果を分かりやすく伝えることができます。
②具体的なエピソードを書く
数字や実績をきちんと書いた上で、そのためにどうしたかという具体的なエピソードを書くと、さらに魅力的な自己PRになります。
「目標が達成できない時期が続いた時に、成果が出ている先輩社員から徹底的にノウハウを吸収することに取り組みました。
普段の電話でのアプローチ方法から、営業トーク、資料の作成方法に至るまで、まずは自分になかった手法を何でも取り入れて、実践しました。
初めはうまくいかないこともありましたが、2~3ヶ月ほど根気よく続け、少しずつ成果になり始めました。その結果14ヶ月連続で売上目標を達成することができました」
のように、自分の具体的なエピソードがあると説得力が増します。未経験の場合でも、『コミュニケーション能力』や『上昇志向』など営業職で必要な能力についてのエピソードをもとに書けば大丈夫です。
【営業職向け】履歴書を書く時の注意点
履歴書は証書になるので、丁寧さ、正確さが求められます。意外と忘れがちな『基本情報記入欄』『免許・資格欄』『その他』の細かい注意点についてご紹介します。
基本情報記入欄の注意点まとめ
基本情報記入欄はとにかく丁寧に書きます。具体的な注意点は以下の通りです。
- 日付は『提出日』(郵送の場合はポスト投函日)
- 名前はとにかく丁寧に!『ふりがな』の場合はひらがな『フリガナ』の場合はカタカナで振り仮名をつける
- 現住所は都道府県から書く。『1−2−3』のようにせず『1丁目2番地3号』のように書く。アパートマンション名も省略しない
- 連絡先は固定電話と携帯電話どちらもある場合はどちらも記入する
- メールアドレスは携帯電話のものではなくオフィシャルに使用しているPCのものを記入する
免許・資格欄の注意点まとめ
免許・資格欄は先に免許、次に資格の順に書きます。取得した年月を正確に書くことをお忘れなく!具体的な注意点は以下の通りです。
- 自動車免許があれば1番先に書く
- 免許・資格名は省略せず正確に書く
- 沢山資格を保有している人は、応募する業種に沿った資格だけを書くこと
その他注意点まとめ
履歴書に書くものは全て自己アピールを意識しなければいけないことを忘れてはいけません。
履歴書全体やこれまで紹介した記入欄以外の具体的な注意点は以下の通りです。
- 指定がなければ「手書き」か「パソコン」かは基本的にどちらでも良い
- 手書きの場合、採用担当者に見られていることを意識して、『丁寧な字』『適度な間隔』を開けて読みやすく書く
- パソコンの場合も読みやすさを意識する。フォントは一般的なMS明朝やMSゴシックなどを使用する
- 履歴書全体を通して、ですます調で書く。和暦・西暦を統一する
- 誤字脱字がないようにチェックする
- 修正テープ・修正液は使わない
- 本人希望記入欄は『貴社規定に従います』と書くのが一般的。特に希望が無いからといって空欄にしない
- 履歴書の使い回しをしない
まとめ
履歴書の書き方についてまとめてきましたが、大事なのは『履歴書に書くことは全て自己アピールにつながっている』ということです。
営業職では、求められるスキルが『コミュニケーション能力』や『結果を出す力』など他業種よりわかりやすい!未経験でも企業が求める能力があると十分アピールできる履歴書が書けます。
まわりと差がつく履歴書を準備して自信を持って選考に進みましょう!